前回の記事「解対申書から始まる未来教育」を書いた後、ママに「面白そうだけど、具体的にどうやって実践するの?」と聞かれました。
うちの子がゲームでフレンドと「今度のイベント、どう攻略する?」なんてチャットしているのを見て、ふと思いました。
「この子にとって、AIアプリのアイコンをタップして『今度の宿題、どう考えたらいい?』って打つのも、きっと同じ感覚なんだろうな」
だったら、その”友達”との会話を、もっと楽しく、もっと創造的にできないかな?
実験室へようこそ
まず大切なのは、子供たちに「正しく使わなきゃ」というプレッシャーを与えないこと。AIとの対話は、理科の実験と同じ。頭に浮かんだ言葉をポンと投げて、どんな反応が返ってくるか試してみる。それだけです。
初級実験:気持ちの名前づけ
「今日、どんな気分?それを新しい言葉で表現してみよう」
子供: 「うーん…『わくわく』と『ちょっと不安』が混ざってる」
AI: 「それは『わくわくドキドキ』でしょうか?」
子供: 「違うなあ…『そわきら』の方がいい!そわそわするけど、きらきらしてる感じ!」
このやり取りを見ていて気づいたのは、子供たちは私たち大人よりもずっと自由に言葉を組み合わせるということ。AIも、その自由さに引きずられて、より創造的な反応を返してくれます。
中級実験:日常の再発明
慣れてきたら、普段の言葉を「新しく作り直す」実験も楽しめます。
「『宿題』って言葉、なんだかイヤな感じしない?新しい名前つけてみない?」
子供: 「『チャレンジタイム』はどう?」
AI: 「いいですね!他にも『脳トレ冒険』とか『知識集め』なんてどうでしょう?」
子供: 「『脳トレ冒険』かっこいい!明日から宿題のこと、それで呼ぼう」
上級実験:教科横断的活用
メインは国語の授業での展開。でも実は、理科でも社会でも何でもできます。
物語の感想を新しい言葉で
「この物語を読んだ気持ちを、辞書にない言葉で表現してみよう」
歴史人物の新しい呼び名
「織田信長の別の呼び方を考えてみよう」
理科現象の感覚的表現
「雲ができる様子を、擬音語で表現してみよう」
実験のコツ:失敗を楽しむ
子供がAIに「ぴかぴかもちもち」と入力して、AIが困った反応を返すことがあります。でも、それこそが面白い。
「AIも困ってるね。どうして困ったんだろう?」
「もう少し詳しく説明してあげようか?」
この「相手を思いやる」感覚が、自然に育っていきます。
ゲームの世界で造語が活躍
我が家では、ゲームのキャラクターに子供が考えた新しい言葉を名前として付けています。プライバシーに配慮して、好きに作ってもらっているんです。
「そわきら」というキャラクターや「あさほっこり」という仲間たち。ゲームの世界で、子供たちの造語が生き生きと活躍しています。
AIと一緒に作った言葉が、ゲームの中で愛されるキャラクターになる。これも素敵な「解対申書」の実践かもしれませんね。
AIという新しい友達と一緒に、家族で言葉の実験室を楽しんでみませんか?
今夜の夕食時に、「今日あった出来事を新しい言葉で表現する」から始めてみてはいかがでしょうか?
※本記事はAIとの対話を基に、筆者独自の視点で再構成したものです。
