AIの提案を蹴り飛ばす話 ― 再評価は二回まで

今川氏真が蹴鞠を蹴る姿とAIの再評価を表現したアート

今川氏真は蹴鞠の達人だった。

父の仇・信長の前でも華麗に鞠を蹴り上げた。

私はAIの提案を蹴り飛ばす達人になりつつある。

先日、記事を書いていたら面白いことが起きた。

AIに「再評価してみて」と5回お願いしたら、最初の案とほぼ同じになった。

まるで蹴鞠が一周回って戻ってくるように。

氏真は言った。 「時代に合わなかった」と。

でも77歳まで生きた。 私も言おう。 「AIの提案、2回目まででいい」と。

記事も長生きするかもしれない。 信長も、信玄も、家康も、みんな氏真より先に死んだ。

戦国大名を「蹴った」氏真が一番長生き。 完璧な記事も、完璧な改善も、きっと短命。

適当に蹴り飛ばすくらいが、ちょうどいい。

氏真の蹴鞠のように、 高く上げて、追いかけない。 それが令和の引き際。

「もっと改善できますよ」 「いや、もう蹴鞠しよ」

これでいい。

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